建築業界において、ホームページは単なる情報提供の場ではなく、会社の理念や専門性、そして何より「信頼性」を伝えるための場所でもあります。

特に、人々が住居や店舗といった大切な場所のリフォームやリノベーションを依頼する際、一番の懸念は「信頼できる会社かどうか」です。

そのためホームページでは、正確で専門的な情報を提供し、企業の信頼性を高めることを重視していくべきといえるでしょう。

そこで今回コラムでは、建築業者のホームページにおいて、その信頼度を向上させるポイントとなるコンテンツについてご紹介します。

 

 

信頼度を上げるために特に効果的であり、おすすめしたいのが「コラム」です。

「コラム」とは、自社のターゲット層がネット上で検索する依頼につながるようなキーワードに関する情報を提供していくものです。

例えばリフォーム業者では、リフォームを検討しているユーザーがネットで調べるような施工や資材、設備、リフォームアイディアといった、事業に関連するキーワードを取り込んだ情報を記事にして公開します。

 

まずは建築業者としての専門性を示すために、たとえば、最新の建築技術や素材についての解説、デザインや施工方法に関する詳細な情報提供などが考えられます。

これらの情報は、ユーザーに対して「この業者は真剣に業界の動向を知り、知識・技術の習得に取り組んでいる」という印象を与えることができます。

 

次に、コラムを通じて会社の特長や理念を伝えることも大切です。

例えば、設計背景や、そのデザインに込めた想い、または持続可能な建築に対する取り組みや理念など、会社独自の視点を広げる良い機会です。

 

そして、定期的な更新によって常に最新の情報を提供することで潜在的な顧客層からのリピート訪問のチャンスを増やし、今後の問い合わせへのステップを構築することができます。

お客様との関係構築の一環にコラムを活用してみてはいかがでしょうか。

 

建築業者として具体的な「成果」を最も伝えやすいのが「施工事例」です。

技術やデザイン力は施工事例を見てもらうことで明確に伝わるため、施工の信頼性をアピールするために非常に重要なコンテンツです。

 

施工事例を掲載する際のポイントは、ただ写真だけを掲載するのではなく、例えばリフォームの場合には場所ごとのビフォーアフターの写真、リフォームで使用した素材や設備、用いた技術、デザインコンセプト、そして施工の背景や課題など、詳細にわたる情報を提供することが大切です。

これら一つ一つの情報が、同じような悩み・要望を持っている顧客をネット検索によってこの記事にたどり着き、内容に共感してもらう、そしてそれが会社に対する信頼性へとつながっていくのです。

 

そして、施工事例を定期的に更新することも非常に大切です。

更新頻度が低い場合、あまり仕事をしてないといった印象を与えてしまいます。

定期的に新しい事例を掲載することで、常に新しい案件に対応していることを伝えることもできます。

 

総合的に考えると、施工事例は、業者の実績や技術をダイレクトに伝えるコンテンツとして、信頼性を示すための重要なコンテンツであり、お客様が業者を選定する際の判断材料として、施工事例の存在は非常に大きな役割を担っています。

 

信頼度を上げるためのコンテンツ：お客様の声

会社に対する信頼度を上げる要素として、建築業者としての技術やデザイン力はもちろん大切ですが、実際の施工を受けた顧客の体験談や評価は、新しい顧客が業者を選ぶ際の大きな決め手となることが多く、それを伝えるコンテンツが「お客様の声」です。

 

お客様の声は、第三者の視点から見た業者の実力やサービスを伝える貴重な情報源となります。

自社による技術力・デザイン力・対応力の高さをアピールすることはいくらでもできますが、極端に言えば誇張して書いてしまえばそれまでです。

それを実際のものとして裏付ける要素になるのが、実際のお客様からいただく客観的な評価としての「お客様の声」です。

 

施工内容だけではなく、コミュニケーションの取りやすさ、アフターサポートの質、納期の遵守など、施工全体を通じての顧客体験を反映したコメントは特に価値があります。

これにより、期待通りの成果を得ることができるのか、また会社の姿勢などから、信頼して工事をお願いできる業者かどうかが明確にユーザーへと伝わります。

 

しかし、お客様の声を掲載する際には、その内容が正確であり、また、掲載許可をしっかりと取得していることが不可欠です。

写真を使用する場合も、使用許可を明確に取ることを忘れずに行うようにしましょう。

 

また、できれば、多様な顧客層からの声を集めることで、幅広い対応力や多岐にわたる実績を強調することができます。

 

お客様の声は、他のどのコンテンツよりも直接的に企業の信頼性を伝える力があります。

正確なお客様のフィードバックを取り入れ、それを公開することで、新しい顧客への信頼を築く大切な一歩となるでしょう。

 

まとめ

建築業者にとって、会社に対する信頼性こそ最も重要な要素ではないでしょうか。

問合せへとつなげていくためには、潜在的な顧客層に対しても、会社の真摯な姿勢と技術力を伝えることから始まります。

ぜひ今回のコラムでご紹介した要素を活かしながら、信頼度アップを目指していきましょう。