◇ サーバー移行を考えた時に知っておきたい事 ◇
サーバー移行とはサーバーのお引越しのことをいいます。
ホームページを新しくリニューアルする時などに、不満があったサーバーや制作会社も変更したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
サーバーを移行するとなにか不都合はあるのでしょうか?
サーバー移行をすることでおこる「メリット」や「デメリット」について考えてみたいと思います。
ホームページをリニューアルする際に、不満があったサーバー会社や制作会社を変更したいと考えている方が一番心配な点は「ドメインURLや、メールアドレスが変わるのは困る」という事ではないでしょうか?
コラムを書いたり、実績を紹介して育ててきたホームページのURLはなるべく変更したくないですよね。
でも心配ありません!!大丈夫です!!
サーバー会社や制作会社の変更をしても、ドメインURLやメールアドレスが使えなくなってしまうことはほとんどありません。
ただし、契約の時に制作会社を変更すると、今までのドメインURLが使えなくなるようになっていたり、リース契約などで権限に縛りがあるような場合は、引き継いで利用できないこともあるので、きちんと確認しておきましょう。
◆ ホーページの管理会社を変更する時に必要なもの ◆
①ホームページのデータ
ホームページを新しくリニューアルするのであれば問題はありませんが、既存のホームページのデザインをそのまま丸っと利用したい場合は、著作権がどこに寄与しているか確認が必要になります。
こちらは、制作会社とどのような契約をしているかによって変わりますので注意が必要です。
②レンタルサーバー
レンタルサーバーとは、ホームページデータを置いておく貸し倉庫と思うとわかりやすいかもしれません。
レンタルサーバーは、制作会社指定のレンタルサーバーを使って、利用代金も制作会社に払っている場合と、自社で直接契約している場合があります。
制作会社に支払いをしている場合は、解約する時は制作会社にしてもらう必要があります。
③ドメイン
ドメイン名は「メールアドレス」や「ホームページアドレス」の一部に使われています。
今までのホームページで使っていた「ドメイン名」を、新しいホームページでもそのまま使うことを「ドメインの引き継ぎ」と言います。
ドメイン名が変わると、ホームページアドレスやメールアドレスも変わってしまいます。
ホームページアドレスやメールアドレスが変わってしまうと、これらが載っている名刺やパンフレットなどの印刷物はすべて刷り直しが必要になり、取引先にもすべて連絡する必要があります。
ほとんどの場合、ホームページをリニューアルしても、今までのドメインの引き継ぎは可能です。
大抵は今までお使いのホームページアドレスを変更しないで新しいホームページで利用できることが多いです。
そのため、わざわざ印刷物を刷りなおしたり、取引先に変更の連絡をする必要もありません。
しかし現在ご利用中のサービスによっては引継ぎができないこともありますので、注意しましょう。
サーバー移行を考えるのは、スペック不足など、既存サーバーになんらかの不満がある場合でしょう。
サーバー移行は、機能がよりよい新しい箱へお引越しをするイメージと思っていただくとわかりやすいですね。
移行に伴う「メリット」・「デメリット」を挙げてみたいと思います。
◆ サーバーを移転することによるメリット ◆
・目的に合わせてサーバーを選べる
ホームページへのアクセスが増えてきた場合は「スペックの重視」
WordPressに乗り換えたい場合などは「Wordpressの導入が簡単にできる」など、目的に合わせてサーバーを選びましょう。
性能がよいサーバーに移行すると、ホームページの表示スピードも上がります。
表示スピードが上がると訪れたユーザーがストレスなくサクサクみれるので、直帰率が下がり、回遊率も高まります。
ユーザーにメリットがあるサイトは、SEO評価が高まる可能性があります。
・新しい機能が使えるようになる
SSLをまだ提供していないサーバーも多くあります。
新しいレンタルサーバーで無料のSSLが提供されていれば、移転後にすぐ無料でSSLを導入することが可能です。
WordPressはPHPのバージョンが低いと動作が遅くなります。
しかし、移転先のレンタルサーバーに最新のPHPが導入されていれば、WordPressを快適な状態で使えます。
◆ サーバー移転することのデメリット ◆
・新しい環境に慣れずストレスを感じる
使い慣れているサーバーから新しく変更をすると初めは使い勝手に慣れずストレスに感じることもあるでしょう。
しかし、新しい環境に慣れてしまえば快適になります。
・SEO評価が下がる可能性がある
移転に伴ってURLを変更した場合は今までのSEO評価がどうしても下がる可能性があります。
リダイレクト処理(電話番号が変わった時などに、転送してくれるようなサービス。以前のドメインに訪問したアクセスを、新ドメインに転送する設定を行う事を「リダイレクト処理」と言う)を行うことで新URLにSEO評価を引き継ぐことができますが、古いドメインで培ったSEO評価を新しいドメインに必ず引き継げるとは限りません。
サーバーの移行は、SEO評価にも影響が出ます。
SEOとは、検索エンジンで上位に表示されるためのGoogleの施策をいいます。
先にご説明した通り、ドメインが変わってしまうと、ホームページのURLも変わることもあります。
URLに変更があった場合、Googleに報告しなければ、そのホームページはインデックスが途切れてしまうので、SEOに不利になります。
その一方で、サーバー移行がSEOに優位に働くこともあります。
例えば、移転先のサーバーがスペックが高かったり高性能な場合、サイト表示や動作がスムーズになることでユーザーの直帰率は下がり、回遊率が上がるため、SEOにも良い影響が出ます。
サーバー移行を正しく行うかどうかはSEOにも大きく影響します。
ホームページのコンテンツは増え続けるため、ずっと同じサーバーを使い続けると、機能や容量に不満が出てくることがあるでしょう。
サイト制作・リニューアルする際は、一緒にサーバーを見直す機会でもあります。
リニューアルも含め、ホームページ運営のお困りごとがありましたら、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください!!
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 2024.12.02建築業の必須ツール:ホームページの重要性
- 2024.11.29建築業の専門知識を活かしたホームページ制作のコツ
- 2024.11.27建築業界のためのホームページ制作:デザインから運用まで
- 2024.11.25建築業の未来を変えるホームページの力