ホームページ制作費用の見積書は、馴染みのない言葉が多く、内容が分かりづらい項目が多いのではないでしょうか。
項目を理解することで、仕様や機能など、本当に必要なものとそうでないものとの見分けがつくようにもなりますので、今回こちらでは、見積書内の項目について解説しながら、価格帯による違いについてもご紹介したいと思います。
1 ホームページ制作費用 その中身は一体?
ホームページの制作費用は、大きく分けると2つのカテゴリーに分けることができます。
- 制作費用
ホームページ本体を作るために必要な費用
- 保守及び管理費
制作したホームページを公開・運用するために必要な費用
1. 制作費用の項目
・デザイン費用
各ページのデザイン費用です。
メインとなる「トップページ」と、トップページから移動した先の「下層ページ」があり、HPごとにオリジナルで一からデザインします。
トップページはホームページの目的やターゲット層に合わせて作りこむため、下層ページに比べ単価が高めに設定されます。
下層ページは基本的にトップページのデザインをベースにして、各ページの構築とデザインを平行して行うことも多いです。
・コーディング費用
コーディングとは、制作したデザインをブラウザー上で見られる形にするための構築作業です。
専門のコードで1ページずつ構築していきます。
・スマートフォン(レスポンシブ)対応費用
スマートフォンの画面でも見やすくするため、PC用のページをスマホ閲覧に対応させる作業です。
スマートフォン対応をしないと、文字が小さいだけでなくページの一部しか画面に入らず非常に読みづらく、ホームページをしっかりと見てもらえません。
・素材/及び撮影費
メインビジュアルと呼ばれるホームページトップに入る画像等に有料の写真・イラストを入れる場合や、ホームページ用の写真を撮影するための費用です。
素材費はある程度デザイン費用に含まれているケースもあり、撮影も行わない場合費用は掛かりません。
・CMS費用
CMSとはコンテンツマネジメントシステムの略で、ホームページの更新作業を社内で行えるようにするシステムです。
「お知らせ」や「ブログ」、「施工事例」や「商品」などの追加・更新・削除が簡単な操作で行えます。
※制作会社に更新を依頼する場合は不要です
・ディレクション費用
ホームページ制作には、制作者とは別の専属の担当者が付くことが多く、仕様決めから制作物の提出、打ち合わせの調整や、制作関係者への連携、確認、進捗管理といった全体の工程管理費用がディレクション費用に当たります。
おおよそ、制作費の15%~20%前後が費用の目安となります。
2. 保守及び管理費用の項目
・サーバー、ドメイン管理費用
ホームページを表示するには、サーバーとドメインの利用契約が必要となり、その維持に掛かる費用です。
※「サーバー」と「ドメイン」についてはまた次の記事で詳しく解説を予定しています!
・SSL 証明書費用、設定費用
SSLとは、データの流出を防ぐため、フォーム等に入力したデータを暗号化して送受信するセキュリティ対策です。
基本的に「設定費」と「セキュリティ証明書の取得料金(年単位)」が掛かります。
※無料の証明書を提供しているサーバー会社を利用する場合は設定費のみ
・運営サポート費用
ホームページ公開後の修正・更新、閲覧状況の分析、SEO対策の提案等、業者によって費用や内容が異なりますが、月額性としているところが多いです。
上記は一般的なホームページを作る際に必要となる主要な項目になりますが、ホームページ制作の見積書には、制作から保守管理費用まで、さまざまな項目・単価が記載されています。
もしよく分からない項目があれば、制作会社の担当に確認して疑問を解消するようにしましょう!
2 実は価格帯もさまざま。その理由教えます!
ホームページ制作と言っても、制作費が大きく違うのはなぜか?ですが、大きな理由はホームページを作る“目的の違い”です。
例として、名刺代わりとして、問い合わせフォームもなく、1~3ページ構成のホームページを制作する場合は10万円程度やテンプレートを使用して簡易的に作ることができます。
しかし、集客や物販を目的とするホームページとなれば、ページ数も多くなり、「カート機能」「商品ページ」「「事例掲載ページ」等のシステム構築・実装など、一気に4~5倍以上の価格となります。
また、ホームページの作り方や、制作会社の規模によっても費用が変わってきます。
■~20万円ほど
テンプレートと呼ばれる、ページのデザインや枠組みがあらかじめ決められた「型」を使って制作するパターンです。
デザインの自由度やカスタマイズ性は低いですが、最低限の内容が載せられれば良い場合には費用が抑えられます。
■40万円~90万円
デザイン、レイアウト、機能/仕様を1から目的と要望に合わせて制作する、オリジナルのホームページです。
コーポレートサイトや採用サイト、集客を目的としたサイトの場合はこの価格帯に収まることが多いです。
また、新着情報/お知らせ、製品情報、施工事例、お客様の声、スタッフメッセージ、募集要項など、日々情報が増える(変わる)コンテンツにたいして、自社で簡易に追加・更新・修正がしやすくする機能を実装することも可能です。
■100万円~
大手の制作会社の価格帯となると、一気に費用が上がり最低でも100万円以上となることがあります。
この理由はまず、単純に会社経費(オフィス家賃、光熱費、人件費、制作システムの維持管理費)が膨大であること。
都心の好立地オフィスに拠点を構え、社内で働く人数も多くなれば当然のことかもしれません。
また、デザイン・コンテンツの細かな部分にもオリジナル画像やSEOを目的に考案されたキャッチコピーや文章を多く使用している場合は、デザイン費用、撮影費用、コピーライト費用、ライター費用等、費用が別途掛かります。
大手メーカーのようなホームページでは、ホームページ用に素材写真の撮影を行い、キャッチコピーやデザイン、文章のライティングも、それらを専門に行っているライターやデザイナーが制作に関わっています。
また、ショッピングサイトでオリジナルのカート機能を組み込む場合や、マッチングサイト等の特別なシステムを導入する場合はシステムの構築が発必要となり、制作費がかなり高額になります。
そのため、費用が高額になってしまうのも納得ですね。
このように、制作費の価格帯は「どこまでこだわるか」によっても大きな差が出てくることがお分かりいただけたかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はホームページの制作費用について、見積の項目や価格帯についてご紹介しました。
価格帯も様々ですが、費用が高ければ良い訳ではありません。“目的に合ったホームページ作り”が非常に大切にです。
建築業と2軸で業務を行っている当社だからこその実績と経験から、お客様の会社にとって最適なホームページをご提案しますので、お気軽にお問い合わせください。
建設業・建築業向けのホームページ作りについてはまた別の機会にご紹介したいと思います!
ホームページ運営のお困りごとやリニューアルのご相談・お悩みごとは、ぜひぜひ弊社までご相談ください!!
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 2024.11.22ホームページで建築プロジェクトの実績を効果的にアピールする方法
- 2024.11.20建築業界で顧客を引き寄せるホームページの秘訣
- 2024.11.18建築業者のためのホームページ作成ガイド
- 2024.11.15建築業者必見!ホームページ制作で差をつける3つのポイント