建設業がWebで集客する方法|SEO・広告・SNS活用の全体像
「安定的に新規案件を得たい」
「広告費をかけすぎずに集客の仕組みを作りたい」
そんな課題を解決できるのが、ホームページを軸としたWeb集客です。
SEO・SNS・広告を組み合わせて仕組み化すれば、紹介やチラシに頼らない集客基盤を築けます。
目次
1. なぜホームページがWeb集客の「入り口」になるのか
建設業のWeb集客では、ホームページがすべての導線の中心となります。
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検索:「○○市 外構工事」「△△市 外壁塗装」などで探される
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SNS:InstagramやYouTubeの投稿からホームページに流入
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広告:Google広告から専用ランディングページに誘導
さらに、施工事例やお客様の声を確認してから問い合わせが来るため、事前に信頼感を得た状態で商談がスタートできます。
詳しくはこちら → 建設業ホームページ制作ガイド|費用相場・成功のポイント・会社選び
2. 集客効果を高める4つの施策
ホームページを作って終わりでは、思うように問い合わせは増えません。
実際に成果を出している建設会社は、ホームページを**“集客のハブ”**として位置づけ、外部ツールやコンテンツを活用しています。
ここでは、特に効果の高い4つの施策をご紹介します。
1.ブログ・コラムで検索流入を増やす
顧客は「外壁塗装 費用相場」「リフォーム会社 選び方」など、疑問や悩みを調べてから業者を探します。
この検索に応える記事を用意すれば、信頼感を持った状態で訪問してもらえます。
【ポイント】
- FAQ形式や「○○市で外壁塗装を考えている方へ」など、検索ユーザーが調べそうな切り口で書く
- 専門用語は避けて、施主や発注者が理解できる言葉で解説する
- 施工事例とリンクさせて「詳しい事例はこちら」と導線をつなげる
詳細記事 → [建設業ホームページのSEO対策|地域名+サービス名で上位を狙う方法]
2.Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
「地域名+業種」で検索したとき、最初に目に入るのはGoogleマップ枠。
ここに表示されるだけで、電話や問い合わせの確率が一気に高まります。
【ポイント】
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施工写真や現場の様子を定期更新
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口コミを積極的に集め、返信も必ず行う
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営業時間・住所・電話番号を最新に保つ
MEO対策は「地元から選ばれる」ための必須施策です。
詳細記事 → [建設業のMEO対策|Googleマップで地域集客を強化する方法]
3.SNSとの連携(Instagram・YouTube)
施工風景やビフォーアフターは、SNSと相性抜群。
InstagramやYouTubeで発信すれば、親近感を持ってもらい、ホームページへの自然な流入が生まれます。
【ポイント】
- SNS単体で完結させず、「詳しくはホームページへ」とリンクを必ず設置する
- 採用にも効果的 → 社員紹介や現場の雰囲気をSNSで発信すれば、若手応募者の目に留まりやすい
詳細記事 → [建設業のSNS活用術|Instagram・Xで信頼と認知を広げる]
4.広告運用(Google広告・リスティング)
SEOやブログは成果が出るまで時間がかかりますが、広告は即効性があります。
特に「○○市 外壁塗装 見積もり」など購入意欲の高いキーワードで出稿すれば、短期的に案件を獲得可能です。
ポイント
- 広告LP(ランディングページ)を作成し、問い合わせに特化した導線を設計する
- 広告は出しっぱなしではなく、費用対効果を定期的にチェックして改善する
- ホームページの施工事例やお客様の声と組み合わせて訴求力を高める
詳細記事 → [建設業のWeb広告活用法|地域密着型で成果を出すポイント]
集客改善で成果を出した建設会社の事例
実際に集客改善に取り組んだ建設会社では、SEOや広告を導入することで「問い合わせゼロ」から継続的に案件を獲得する成果が出ています。
事例1. 工務店(従業員30名・地域密着型)
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課題:ホームページはあったが更新されず、紹介頼みの集客で新規の見積依頼はゼロ。
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施策:施工事例ページを充実させ、地域SEOを意識したブログを開始。
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成果:SEO流入が増え、月0件だったWebからの見積依頼が月5件以上に。
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学び:「検索される入口」を作るだけで、紹介依存から脱却できる。
事例2. 外壁塗装会社(従業員15名)
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課題:会社概要+メニューだけのサイトで問い合わせがほぼゼロ。広告を出しても成果が出ず。
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施策:施工事例にビフォーアフター写真と施主の声を追加。並行してGoogle広告を運用。
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成果:問い合わせ数が8倍に増加。広告経由での見積依頼も安定。
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学び:「実績の見せ方+広告の即効性」を組み合わせることで、短期・長期どちらの集客にも対応できる。
事例3. 電気設備工事会社(従業員100名超)
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課題:採用ページが募集要項だけで、学生からの応募が少なく辞退率も高かった。
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施策:先輩社員インタビューや1日の仕事の流れを掲載。SNSでも社内の雰囲気を発信。
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成果:応募数が前年比2倍、内定承諾率も向上。採用を通じて案件獲得にもつながった。
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学び:「採用改善=集客力強化」。人材が集まると受注力も高まる。
これらの事例から分かるのは、建設業の集客は 「ホームページを作るだけ」では成果が出ない ということ。
SEO・広告・コンテンツを組み合わせ、“選ばれる仕組み”を作ることが成功の鍵です。
集客に強い制作会社を選ぶポイント
集客で成果を出すには「選ばれる仕組みづくり」が欠かせません。
しかし、SEOや広告運用、SNS発信までを社内で完結させるのは現実的に負担が大きく、途中で止まってしまう会社も少なくありません。
だからこそ、 集客に強い制作会社をパートナーにすること が重要です。
ここでは制作会社を選ぶ際に確認すべき4つのポイントを整理します。
1.集客導線まで設計できるか
多くの制作会社は「見た目のデザイン」には力を入れていますが、実際に問い合わせが増えるかどうかは導線設計で決まります。
- スマホで常に表示される「お問い合わせ」ボタン
- 施工事例ページから自然に見積依頼につながる流れ
- フォームの入力項目を必要最低限に絞り、離脱を防ぐ工夫
こうした細かな部分まで意識して設計できるかが、“ただの会社案内”と“集客につながるホームページと”を分ける決定的な違いです。
2.SEO・MEOの知見があるか
ホームページは「検索で見つけてもらって初めて」集客に貢献します。
そのためには、制作会社がSEO(検索エンジン最適化)やMEO(地図検索対策)に精通している必要があります。
- 「○○市 外壁塗装」「△△市 リフォーム会社」など地域キーワードを踏まえた設計ができるか
- 施工事例ページごとに検索ニーズを意識したタイトルをつけられるか
- Googleビジネスプロフィールと連携した集客導線を提案できるか
SEOやMEOを考慮せずにデザインだけ整えても、結局は「見てもらえないサイト」になってしまいます。
3.分析・改善に対応してくれるか
ホームページは公開して終わりではありません。
むしろ本当の勝負は公開後に始まります。
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GoogleアナリティクスやSearch Consoleを活用した分析レポート
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「どのページが見られているか」「どこで離脱しているか」の改善提案
- 問い合わせ増加につなげるための定期的な導線・コンテンツ見直し
こうした「改善の伴走」をしてくれる制作会社こそ、集客で成果を出すパートナーとなります。
4.建設業の集客事例を持っているか
最後に確認すべきは、建設業での成功事例を持っているかどうかです。
- 施工事例ページの充実
- 地域性を意識したSEO
- お客様の声や資格の明示による信頼感構築
建設業特有のノウハウがなければ成果は出にくいもの。
「問い合わせが増えた」「採用応募が増えた」といった事例を持つ会社なら安心して任せられます。
まとめ|建設業の集客は“仕組み化”が成功のカギ
建設業にとって、集客の中心はもはやチラシや紹介だけではありません。
いまの顧客は「地域名+サービス」で検索し、SNSや口コミをチェックしてから依頼先を決めます。
だからこそホームページを “集客のハブ” として活用し、
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SEOやコラム記事で検索流入を増やす
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Googleビジネスプロフィールで地元の認知を高める
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SNSで親近感を育て、採用にもつなげる
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広告で短期的にリードを獲得する
といった施策を組み合わせて「選ばれる仕組み」を作ることが重要です。
ただし、これをすべて自社だけで運用するのは大きな負担。
集客に強い制作会社と組むことで、導線設計からSEO・MEO、公開後の改善まで一貫してサポートを受けられます。
ホームページを“ただの会社案内”で終わらせるか、“安定的に問い合わせを生む営業資産”に育てるかは、今の選択次第です。
まずは自社のホームページが「集客の仕組み」として機能しているか、現状を振り返ってみてください。
建設業の現場を知っているからこそ、
施工事例の見せ方や地域SEO、採用ページの工夫など、
業界特有の課題に合わせたご提案が可能です。
「他社では分かってもらえなかった悩み」をぜひお聞かせください。
建築系、工務店、リフォーム専門のHP制作なら
ウェブコンシェル
集客の上がるサイトを企画・提案いたします!
株式会社イエスリフォーム
ウェブコンシェル事業部
〒103-0005
東京都中央区日本橋久松町13-1
TEL:0120-16-1244
監修者プロフィール
齋藤 直樹
株式会社イエスリフォーム 代表取締役社長
1976年、千葉県生まれ。
2012年に株式会社イエスリフォームを設立し、ITと建築をつなぐ事業をスタート。翌年からは内装デザインやリフォームも手がけています。
現在は、建築アプリの開発や地域サイトの運営、ビル再生プロジェクトなど、地域に根ざした活動を展開中。
現場目線で「わかりやすく、親身に」情報を届けることを大切にしています。