中小の建設・建築業者にとって、ホームページはお客様の「信頼度」を格段に上げるための必要不可欠なツールといえます。
そこで今回は改めて、ホームページがなぜ必要なのか、そして、必信頼を得られるホームページにするための作成ポイントについてもご紹介したいと思います。
1 建設・建築業のホームページはなぜ必要?
家やオフィスのリフォーム・修理・改装を希望するお客様のほとんどは、以下のようなポイントを重視し業者を選びます。
① 信頼できる会社か
→ 安心して工事をお願いできる会社がどうか
② 希望に沿う工事をしてもらえるか
→ ニーズを満たし、希望のデザイン・工事を提案・実現してもらえるか
③ 予算が合うか
→ 工事の価格帯が予算に収まる会社かどうか
優先順位としても①~③の順とされることが多く、①「信頼できる会社か」については何よりも重要と言えるでしょう。
大手工務店や住宅メーカー等の企業は全国的に名が知られており認知度が高い傾向にあります。
それに比べ中小企業の多くは認知度が低く、自ら動いて自社をお客様に知っていただくことが必要になります。
そこでホームページは、会社を知ってもらうだけではなく、「信頼できる会社か」をお客様が判断する上で大きな役割を担い、お客様にとっての安心材料となるのです。
今や大半の方がインターネットで業者探しをする時代です。
何かのきっかけで会社名を知ることがあったとして、その後は必ずと言って良いほどインターネットでその会社のホームページを見る流れがあり、もしホームページがない場合はその時点で業者候補から外されてしまうと考えましょう。
そうなると、せっかく会社について興味を持ってもらえてもホームページが無いことで①のハードルを越えられず、受注機会を逃す事につながってしまいます。
このような背景からホームページは、まずは会社を知ってもらい、会社の信頼性と魅力を伝え、そして「受注獲得する」ための“必要不可欠”なツールなのです。
2 人となりを伝え、安心と誠実さを感じてもらえるように
見た方に「信頼感」を感じてもらうための工夫としては以下のようなものがあります。
読みやすさ
想いや会社の情報を伝えたいあまり、文章だらけのページになってしまうと、見る側は読みづらさを感じ、ホームページ全体に目を通してもらえません。
適度な営業感と丁寧な表現
過度な実績強調や“安さに自信があります”…といった、強めの営業感や、金額の安さをまずアピールしているホームページは、「問い合わせしたら営業がしつこいかも…」「安過ぎて心配」という不安を感じさせ、また、表現に荒さや文章内の敬語の間違いなどは不信感を与えてしまいます。
丁寧な文章表現を心掛けることで、会社の誠実さと安心感が伝わります。
会社で働く「人」の紹介
営業職や現場監督、職人さんなど、実際にお客様と接するスタッフ紹介には非常に大きなメリットがあるんです。
職務内容、得意分野、仕事をするうえで大切にしていること、また、趣味などを伝えることで、対面する前の段階で、会社にいるスタッフの人となりや会社の雰囲気についてお客様に知っていただくことができると、お客様に安心感や親近感を与えることができ、お問い合わせのハードルが一気に下がることも。
企業理念と代表メッセージ
お客様が、自身の生活と密接にかかわる住空間づくりを依頼する会社を探す際は、誠実かつ要望を叶えてくれるであろう会社を探し選びます。
その判断基準の一つが会社理念です。
お客様は、企業理念から“その会社が何を大切にしているのか”を知ることができ、また、代表メッセージからは“理念実現のための具体的な行動”や、“お客様に対する想い”などを感じ取ることができます。
このように、企業理念や代表メッセージというものは、お客様に会社の誠実さを伝えるために大事な役割を果たします。
3 専門性や実績・技術の高さを伝えるための「施工事例」と「強み」
強み
お客様が建設・建築業者を選ぶ際は、その会社の技術面も大きく影響します。
なるべく多くのお客様からの問い合わせを増やしたい、といったことから、例えば、「新築・リフォーム」「戸建て・マンション」「内装・外装」 “なんでもできます!”
では、一体その会社の得意分野=強みが何なのか、また、技術の高さを伝えることができません。
家やオフィスのような大切な場所の工事をお願いするには、やはり技術的に信頼できる業者に頼みたいと考えるのは当然のこと。
希望とする工事内容はほぼ決まっており、“広く浅く”対応できる業者さんよりも、その工事に特化した知識のある“専門性”の高い業者さんへお願いした方が安心でき、業者への信頼度が増す傾向にあります。
一言で「リフォーム」「防水塗装」「外壁修繕」と言っても、それぞれの規模や対象とするものは違ってきます。
自社が一番得意とする工事分野をアピールし、会社の強を伝えましょう。
施工事例・実績
上記「強み」の信頼性を上げるため、視覚的に伝えられる「施工事例」を載せる、そして、どのように載せるかも非常に大切です。
■写真
施工後の写真だけを1枚載せるのではなく、複数枚、そして施工前/施工後を比較できるレイアウトにすることをおすすめします。
■施工のポイント
工事のきっかけとなったお客様のお悩みや要望、そしてそれに対しどのような提案・仕様としたのか。
また、工法や工期、使用した資材・建材・設備等の品番も細かく載せましょう。
品番まで必要?と思われるかもしれませんが、リフォームや工事を検討している場合、色や仕様の確認で目星をつけた製品の品番をインターネットで検索するお客様は非常に多く、品番の検索時に事例がヒットしやすくするためでもあります。
■お客様の声
施工の報告よりも、実際に工事を依頼した方が依頼を通して感じた事というのは、客観的な意見として、会社の信頼性を上げるためにとても重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
会社の魅力や実績・専門性を伝えてお客様から信頼を得ることが、お問い合わせへの大きな一歩となりますので、ぜひホームページを通じてお客様へしっかりと貴社の魅力を伝えていきましょう。
建築会社でありWEB制作会社でもある当社は、自ら建築部門のホームページを制作し運営を行ってきた実績に基づき、自信を持って“貴社の魅了が伝わる”ホームページをご提案いたします。
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