工務店のホームページは、新たな顧客層を獲得する上でとても大きな役割を担っています。
今回ご紹介するのは、コンテンツマーケティングを活用したユーザーの心を掴む方法です。
ブログや施工実績、お客様の声などの魅力的なコンテンツを通じて、自社の魅力を伝えると同時に、信頼を築くことができます。
興味を引きつけるコンテンツ作成成功のポイントなどを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
コンテンツマーケティングは、企業が自社の商品やサービス自体を直接的に売り込むのではなく、顧客にとって有益な情報や興味を引く「“コンテンツ”=主に文字からの情報」を提供することで、ターゲットとなる顧客を引き付け、自社に対する関心を高めるマーケティング手法です。
従来の広告や営業活動ではなく、ユーザーが求める「情報」をホームページ上で提供することで、顧客との関係を構築し、信頼を築くことを目指します。
例えば、ブログや、施工実績、お客様の声など、自社の情報を伝えながら顧客が必要としているコンテンツの提供する取り組みで顧客にとって役立つ情報や価値を提供します。
ユーザーは、自身が興味を持っているキーワードに対しインターネット上で検索を行います。
その結果として表示・提供された情報ページへとたどり着き、情報を得ます。
(例えば「戸建 工務店」や「デザイナーズ住宅 依頼」といったキーワードでの検索)
そのページ上で必要としていた情報を得るのですが、そこで、情報を提供している貴社(工務店)についても認知する、という流れを基本として成り立っているのがコンテンツマーケティングです。
このような流れでユーザーに自社が認知された場合、施工や建築の専門性について知識を有していること、また熱心に顧客向けに情報提供を行っている姿勢がユーザーに伝わり、会社に対し信頼性を感じ、関心を高め、依頼先の候補として選択してもらえる可能性が非常に高くなるのです。
コンテンツマーケティングの重要なポイントは、ユーザーの視点に立ち、彼らが求める情報や問題を理解し、それに対する解決策や知識を提供することです。
自社の専門知識と経験を活かし、顧客に価値を提供するコンテンツを継続的に発信することで、集客効果のみならず、企業ブランディングにも非常に役立ちます。
工務店のホームページでユーザーの興味を引きつけるには、“魅力的”そして“価値のある”コンテンツを提供することが欠かせません。
では、どういった「コンテンツ」が良いのか、こちらの目次でおすすめのコンテンツの種類と内容に焦点を当てたアドバイスをご紹介したいと思います。
ポイント1:コラムの活用
工務店が提供する情報は、家を建てる・リノベーションすることを検討しているユーザーにとって非常に役立つ情報源となります。
設備の最新情報、資材について、家のお手入れのポイントなど、読者が関心を持つトピックを取り上げることで、ユーザーの興味を引くことができます。定期的な情報更新は、ホームページへの流入を増やすだけではなく、自社のファンになってもらえる効果も期待できます。
ポイント2:施工実績の紹介
ユーザーが求めているもの、それは、実際に過去にどんな工事を提供しているのか、です。
施工実績を見れば、同じような状態からリフォーム・リノベーションを行ったケース、また、新築で家を建てたケース、それぞれ、自身が依頼した際のイメージを明確に思い浮かべることができます。
事例写真で依頼先の候補に残るかどうか、また問い合わせをするかしないか、もシビアに判断されますので、具体的な写真や解説とともに紹介し、自社実力をアピールしましょう。
ポイント3:お客様の声
高額となる施工費用を掛けて大切な建物を工事するにあたり、お客様は業者の信頼性を何よりも求めます。
施工の成果物だけではなく、丁寧で誠実な対応をしてもらえるかどうか、といった点を、過去に施工を依頼した実際のお客様の声や感謝のメッセージから判断することができます。
事業内容に載せるほどではないけど、自社だからこそ対応している特徴あるサービスや取組についてもお客様の声を通して紹介できるといった面もありますので、ぜひ有効活用しましょう。
以上、こちらでご紹介した3つのポイントが、ユーザーにとって最も興味深い情報であり、かつ、ホームページ上で自社の良さをしっかりとアピールするために力を入れたいコンテンツです。
コンテンツマーケティングの成功に向けたアドバイス
ユーザーにとって必要かつホームページからの集客に有益なコンテンツをご紹介したところで、コンテンツマーケティングを実際に行う際の成功に向けた具体的なアドバイスをご紹介します。
まず大切なのが、コンテンツ作成と配信の計画を立てること。
コンテンツマーケティングの施工には、「定期的に更新すること」が大きく影響します。
そのため、コラムや施工実績、お客様の声を更新するタイミング(スケジュール)をある程度決めておきましょう。
そして、コンテンツのクオリティを高めるため、事前にユーザーが興味を持ちそうなテーマやターゲット層に合うトピックをリサーチしておくことをおすすめします。
そして定期的な更新が実践できたら、次は「効果測定」と「改善」に注力しましょう。
アクセス解析ツールを活用して、どのコンテンツが人気なのか、どのページで離脱してしまっているのか、といった自社ホームページ内でのユーザーの動向を把握しましょう。
その情報をもとに、改善すべきポイントを見つけ、ユーザーの実際のニーズに合ったコンテンツの提供を意識することでより一層の効果が期待できます。
そして何より、コンテンツマーケティングは時間を掛けて行うことで成果が得られるため、「持続性」が最大のポイントであり、一時的な取り組みでは結果に結びつきません。
「持続性」を可能にするためには、ホームページ上でのコンテンツ更新にCMSというシステムを活用し、簡易な作業でコンテンツ更新が行える環境を整えることで、誰でも簡単にコンテンツの更新ができます。
新しい情報や施工実績、お客様の声を常にアップデートして、ユーザーに新鮮なコンテンツを提供することが可能です。
定期的な更新+持続性聞くと少しハードルが高い気がするかもしれませんが、コンテンツマーケティングはリスティング広告などと違い、CMSの環境さえ整っていれば、運用中の費用を掛けることなく行える最もコスパの良い集客対策です。
まとめ
計画的なコンテンツ作成と配信、効果の測定と改善、そして持続的な取り組みによって顧客との関係性を築き上げることで、結果として自社に魅力を感じてくださるお客様と良いお取引のきっかけがうまれます。
その良い循環のため、コンテンツマーケティングの実践を頑張っていきましょう。
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